報告者: 目黒区 サナモア光線治療院 束原 なつ子氏
症例
66歳 女性
症状
左側腹部から背部にかけて、ピリピリとした痛みを感じていたが、しばらくして、同部位に紅色の丘疹と小水疱を認めたため、近医を受診したところ、帯状疱疹と診断された。早速、抗ウイルス薬の内服が開始されたが、神経痛様の痛みがあることから、発症五日目に当院受診。来院時、左側胸部から腋窩、腰部にかけ丘疹と水疱が見られ、痛みは、同部だけでなく下肢にかけて認めたため、歩行にも支障をきたしていた。
療法経過
治療は側臥位にて、腹部(BD)、背部(BD)、膝(AB)、足裏(AB)を35分照射後、座位にて、二台の治療器で患部を挟み込むように20分照射(BD)。翌日来院した際には、照射した日の夜は、痛みが軽減していたと報告。治療三回目頃には、水疱が膿を持った状態となる。その後、二、三日に一度のペースで治療。八回目の治療後から、表皮の剥離も見られ、痛みは軽快傾向となる。その後、継続して治療を行い、十五回の治療頃から、かなり痛みは和らぎ、ほっとした様子であった。これまでの当院での治療経験から、帯状疱疹の場合、発症早期から、サナモアを始めることによって、治療期間を短縮し、治癒後の神経痛の予防にも有効と考えている。
※愛用者の声および治験例報告は効果・効能を確約するものではありません