報告者: 神戸市 ウエノ光線療研 上野 響子氏
症例
75歳 男性 自営業
症状
持病に慢性気管支炎をもっており、寒い季節になると、咳や痰が増えるため、その都度、サナモアを喉、背中、足裏に重点的に照射。一、二週間で、症状が軽快することを、繰り返してきたが、昨年は、症状がいつもよりひどく、咳と痰が続き、これまでと同様、ABカーボンで照射していたが、経過が思わしくない。五十年来の友人でもあるかかりつけの医師からは、「お前さんも、いよいよ老人性の喘息の仲間入りをしたようだ」と言われたため、サナモアの照射方法を含め相談に来所した。
療法経過
以前、同様の症例の治療経験があり、使用しているカーボンの種類を変更することを勧めたところ、サナモアの経験年数が長いため、こちらの意図を理解してもらえた。 初めに、喉をCDカーボンで20分照射し、AAカーボンで、鼻、後頭部、背部、腰部、腹部、膝を各10分、最後に足裏30分の照射を指示。これまで、気の向いた時に行っていた乾布摩擦を習慣づけることを合わせて指導した。 三週間後に再度来所。初めの数日間、症状に変化を認めなかったが、一週間が経過した頃に好転の兆しが出てきたとのこと。咳の頻度、痰の量が目に見えて減り、咳が出たとしても、苦しさを感じなくなり、夜、床に就いてから眠りに入る前に出ていた激しい咳も消失、十分、深い睡眠をとれるようになっていた。その後の経過は良好で、元の日常生活に戻ることができ喜んでいる。
※愛用者の声および治験例報告は効果・効能を確約するものではありません