報告者: 東京都品川区 岸療術院 岸みどり氏
症例
犬(チャイニーズクレステッドドッグ)、メス、4歳
症状
60cm四方のステンレス製ケージに入れられっぱなしの状態だったため、膝が変形し、痛みで伸展できない状態。繁殖時のみケージから出してもらえ、それ以外の食事、排泄はケージの中で、散歩もしていなかった。そのため、三か所に床ずれ(径7cm、5cm、3cm)ができ、筋肉量も減っていて、肋骨の間に指が入るくらい痩せ細った状態で保護。同じ向きで座る癖があり、下になる左側の膝は屈曲。食欲はあるものの、与えられていなかった様子で、男性に対して苦手のようであった。
療法経過
治療はBDカーボンにて、一日7時間以上、長い時は10時間の照射を施行。治療を始めしばらくしてから、食事量も増えて、伸展できなかった膝も伸ばせるようになり、二か月が経過した頃には、散歩時に浮かせていた足を、地面について歩けるようになった。
床ずれは、当初、骨が見えるような状態で、浸出液の分泌が見られたが、徐々に潰瘍辺縁から乾燥し始めて縮小し、コイン大の痂皮を形成、最後はきれいに治癒した。今はとても元気です。
※愛用者の声および治験例報告は効果・効能を確約するものではありません